メールを書くのが苦手な人
会社でメールを書くことが苦手な人がいる
派遣社員の人故に、当社側からできることは限られているが、最初のころは
メールを出すと相手側から電話がかかってきて内容確認される状態であった
そんな「メールを書くことが苦手な人」の観察記録
しかも、当社は勤務時間が比較的朝方の為定時退社すると、電話がかかってきたときには本人はいない、という状況になることが多く、どのような意図で書いたのかわからないメールについて他社から問い合わせを受けるという状況であった
ご本人は電話のほうが好きなようであるが、そこをなだめすかし、メールを書いてもらっている
一時期は、送るメールを印刷して私の席に持ってくるものにペンで書きたし、それを本人が送るという恐ろしいことをやっていた
東京の人は気軽に「いやそれって新入社員教育じゃないんだから・・・」と、何か言いたそうだが、欠勤のない、パソコンが自力で立ち上げられる派遣社員の人は田舎では貴重なのだよ
それでも、そんなことを繰り返しているうちに、私の方での「メールが苦手な人」についての理解、知識量が増えた気がする
そっちかい!
この時期、「メールの書けない新入社員」に悩む方へ~もしかしたらこんなところが原因じゃない?~
その1
*文章は言い切ろう:
例えば、「雨が降ってるんですけどね・・・」というメールを送られたとしても相手は困る。雨が降っているんだから、どうなのか、例え、「雨が降っているので不快です」であっても(ビジネスメールにただの感想はそっちはそっちで問題だ)、いいから1文は書ききる。”・・・”、”。。”といった文の終わりは徹底排除。
*主語を書こう:
「取りにきます」・・・誰が?
くどくても、主語は書こう。ちなみに、この人は、「取りにきます」と書いてあったのに相手が持ってきてくれることを想定していた。持ってきてもらうのに「きます」ってなんだよ!と言ったら「う~ん??」と返された。
せめて、「〇〇(相手の名前)さんが、取りにきます」とメールを打っておけば相手が、取りに行けばいいんですか?持ってきてくださるんですか?と電話をかけてきてくれるだろう(他力本願)
くどくても、全文章に主語を書かせる。
*あれ、これをやめよう:
相手と同じものを「あれ」と思っているかはわからない。
ちなみに直近であっても、私に送ってくる短文の確認メールは
「先ほどのあれはこれでよろしかったでしょうか?」
という感じで、あれってなんだよ、これってなんだよ、を推測して頑張っている。
(よろしかったでしょうかなど些細すぎる問題である)
*前提を書こう:
「先ほどの件ですが」 どれだよ!
「先日の~」 どれ? 等、添削でとりあえず総突っ込みした。明らかにわかることもあるが、念には念を入れないと
恐ろしいことに、A社に送ったメールの「先ほどのメール」はB社に送ったメールのことをさしていたりする。無理ゲ~
*接続詞を削ろう:
一文を長い文章を(無理に)書こうとしない。というのは、おそらくビジネスメール指導でなされるだろう。ただし、レベルは一つ下がる。
接続詞の選択が適切でないと意味が分からないため、そんなことならば接続詞をなくしてしまおう!という主張である。
*漠然と全体を示さない:
大丈夫ですかね?、が口癖の人であるが、大丈夫か確認したいポイントはどこ?
時間的な面なのか、金額なのか?書類のチェック依頼なのか?
全部ひっくるめて、”大丈夫ですかね?”は投げ過ぎなので、なにを”大丈夫ですかね?”と確認したいのか
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おそらくであるが、この人のメールを書く時の心情は
「あれがあれでいいんですかね?」なので、
あれ=
これ=
いいって何をもって?
というのが、確認側の毎日である。
ちなみに自分が打ったほうが、というのは禁句である。